中越地震 見附市など (2004年10月)

2004年10月23日夕刻、中越地震が発生。新潟県見附市から台風23号災害の支援活動で高山市にみえていた皆さんが、「明日も頑張るぞ~っ!!」という話をした直後でした。
見附市の皆さんは急遽宿泊をキャンセルして新潟へ戻り、私たちもその3日後、高山の活動を終え、新潟で炊出しや物資配布等の支援活動を行いました。


2階が1階の上にのしかかる感じで潰れた家が多く見られました。


地震によって屋根の瓦も飛んでしまいます。


道路が崩壊し、車が落ちた所もありました。


見附市で見られた液状化現象。30cm以上の深さになったところも…。


液状化現象によってマンホールも突出。


1階が車庫である場合、柱や壁の数が減るため1階が潰れる確率も高く…。


屋根を見ると比較的新しい住居だとわかるが、真っ二つに…。


この家も、1階の上に2階がのしかかって潰れている。


築8年の家も全壊に…。(入口近くには「立入禁止」の赤い貼り紙)


築1年の家も全壊に…。しかし「立っている」ということは防災上重要なポイント。


自衛隊が設置したテントも見られましたが、ここに入れる方は極僅か。


ビニールシートの家が被災地のあちこちに…。プライバシーは確保できるが寒い。


ビニールシートの家の内部。断熱ボードなどは無い。この時期、役所には大量の断熱シートが届いていたものの、「不公平さ」を恐れて配布されなかったとも…。


避難所を去った多くの方が自力で寝る場所を作りました。


台風23号災害の支援活動を終え、直ぐ新潟県に向かいました。


見附市の災害ボランティアセンターと打合せを行い、高山からのスタッフに指示。


高山で断熱ボードを調達し、被災地域で配布。


地割れしている所もあり、余震も多かったため、配布にも注意が必要。


炊出しで「飛騨高山から来ました~」と呼び掛けると被災者の皆さんも大喜び。


「キッチン飛騨」のカレーは大好評でした。


高山で集められたカンパの残金を、被災した福祉施設「ひかり工房」に寄付。


炊出しの豚汁で「あったか~い!!」と喜んでくれました。
この笑顔を見るだけで、自分達まで嬉しくなってしまいますよね。